TradingViewのデータによると、サム・バンクマン・フリード氏のFTX取引所の破綻により仮想通貨に対する投資家の信頼が低下し、デジタル資産の総時価総額は今月8000億ドルを割り込み、2021年初頭以来の水準となりました。
デジタル資産市場の最新の混乱の波は、業界の時価総額から約1830億ドルを削り取りました。11月9日には、2021年1月以来の低水準となる7,360億ドルにまで落ち込んでいます。
この減少は、FTXのドラマがビットコインや他の仮想通貨の価格を新たな大暴落に追いやったことによります。最大の仮想通貨であるビットコイン(BTC)は、11月13日までの7日間に22%下落し、週間パフォーマンスとしては過去5カ月で最悪となりました。
ビットコインは現在、仮想通貨市場全体の時価総額のうち3190億ドル相当を占めています。約1年前の強気市場のピーク時、ビットコインが6万9000ドル付近で史上最高値を記録したとき、その市場価値は1兆ドル以上でした。
仮想通貨市場全体の時価総額はその時3兆ドルの大台に乗ったが、その後は減少しています。
ビットコインの価格は過去7日間で5%下落し、15,000ドルから17,000ドルのレンジで取引されています。
過去の市場暴落時には、仮想通貨の時価総額もかなり減少しています。2021年7月には、同年5月に2.5兆ドルの最高値を記録した後、時価総額は1.1兆ドルまで下落しています。