分散型取引所(DEX)のアグリゲーターであるParaSwapは、イーサリアムブロックチェーン上にネイティブな仮想通貨であるPSPをローンチすることを発表しました。初期のユーザーは、仮想通貨コミュニティからの長年の圧力を経て、プロジェクトのエアドロップの一部として1億5000万PSPトークンを受け取ることになります。
ParaSwapのCEOであるMounir Benchemled氏がThe Blockとのインタビューで語ったところによると、選ばれた20,000のParaSwapアカウントには、20億のPSPトークンの全供給量の7.5%に相当する1億5,000万トークンが与えられるとのことです。また、選ばれたユーザーは、10月までの6ヶ月間のオンチェーンでの活動に基づいてフィルタリングされたと説明しています。
チームのデータダッシュボードによると、130万以上のアドレスがアグリゲーターに参加していますが、その中にはシステムをごまかそうとしているアドレスも少なくありません。大半はファーマーで、中にはボットを使って実際のアクティブユーザーではない何千ものウォレットにトークンを送っているものもあります。
その結果、チームは実行可能なアドレスを特定の基準を満たす2万件に絞り、ParaSwapとやりとりしたことのある全アドレスのわずか0.015%を占めるにとどめました。残りのトークンは、チーム、投資家、将来のエコシステム開発に割り当てられます。割り当ては以下の通りです。
- トークンの17.6%が12人のコアチームに分配されます。
- 5%は将来のチームメンバーに割り当てられます。
- 14%はシード投資家に提供されます。
- 10%は予備費として維持されます。
- 51%はエコシステムに残されます。
Benchemled氏によると、PSPは、ステークのためのユーティリティートークンとしても、投票に参加するためのガバナンストークンとしても使用することができます。また、中央集権型取引所と同様に、マーケットメーカーへのインセンティブとしても利用されています。
ParaSwapは長年にわたってトークン化に抵抗しており、昨年10月2日にはTwitterでチームがエアドロップを計画していないことを発表していました。しかし、Benchemled氏はCoinDeskとのインタビューで、エアドロップのタイミングは彼らのプラットフォームの成長に基づいていると説明しました。彼は、トークン化や非中央集権化の前に、まず「素晴らしい」製品を作り、多くのユーザーやボリュームに到達することを主張しました。
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