去る6月3日から5日にかけて、フロリダ州マイアミのマーナー・ワインウッド・コンベンション・センターで開催された「Bitcoin 2021 Conference」には、Twitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏、暗号学者のニック・ザボ氏、MicroStrategy社のCEOであるマイケル・セイラー氏など、業界の著名人をはじめ、最大5万人の参加者が集まりました。
このカンファレンスは、4月30日から5月1日までロサンゼルスで開催される予定でしたが、カリフォルニア州におけるCOVID規制の強化に伴う会場の問題から、主催者がマイアミに変更したものです。
また、マイアミ市長のフランシス・スアレス氏も講演者の一人として出席し、同市における仮想通貨の利用状況や、今後の再選キャンペーンに仮想通貨をどのように取り入れるかについて語りました。
スアレス氏は、2021年1月のFox Businessとのインタビューで、マイアミ市を仮想通貨のハブにしたいと述べており、有名な仮想通貨支持者です。当時、同氏はすでに、同市での料金や税金の支払いにビットコインなどの仮想通貨を使用する可能性について語っていました。
「私たちは、国内で最も仮想通貨に前向きで技術的な都市のひとつになりたいと思っています。そのため、仮想通貨でビジネスを行う場合に、米国で最もビジネスを行いやすい場所となるような規制の枠組みを作ることを検討しています」と同氏は述べています。
スアレス氏はまた、「その時が来れば、マイアミ市民が望めば、給与をビットコインで支払ってもらうことができるようになる」とも付け加えました。このカンファレンスの開催は、マイアミが米国における仮想通貨ハブになるために行っている取り組みのひとつにすぎません。
イベント初日である6月3日はWhale Day(ホエール・デー)として、Whale Passを持つ、限られた者のみが入場・参加できるイベントが開催されました。このカンファレンスでの全イベントにアクセス可能なチケットは、3BTCで販売されました。
Whale Passをお持ちの方には、フロイド・メイウェザー vs ローガン・ポールのVIPチケット5枚と、イベント中のVIPコンシェルジュサービスが提供されました。その他の特典としては、1996年のドン・ペリニヨンのヴィンテージボトル3本、スケートボーダーのトニー・ホーク氏との交流会、6月5日夜に開催されるカンファレンスのアフターパーティへの招待などがありました。
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