テスラの創業者兼CEOであるイーロン・マスク氏は、5月13日、環境問題を理由に、ビットコインによる支払いを受け付けないとツイートしました。マスク氏によると、デジタル資産の未来は環境を犠牲にして成り立つものではなく、電気や石炭の大量使用は深刻な懸念であると述べています。
「私たちは、ビットコインの採掘や取引に化石燃料の使用が急速に増えていること、特に燃料の中でも最も排出量が少ない石炭を懸念しています。仮想通貨はさまざまな面で良いアイデアであり、将来性があると信じていますが、これが環境への大きな犠牲を伴うものであってはなりません」とマスク氏はツイートで述べています。
また、マスク氏はツイートの中で、コインを取得するためのより持続可能な代替手段が現れるまで、ビットコインは一切販売しないと述べています。
「テスラはビットコインを一切販売せず、マイニングがより持続可能なエネルギーに移行し次第、取引に使用するつもりです。また、ビットコインのエネルギー/取引の1%未満で済む他の仮想通貨も検討しています」。
グレースケールのCEOであるMichael Sonnenshein氏は、Yahoo Finance Liveのインタビューでマスクに同意し、仮想通貨業界はデジタル通貨を生産する際の膨大なエネルギー消費に対処するためのソリューションを考えるべきだと述べています。
Sonnenshein氏は、「これは、仮想通貨の世界全体にとって、エネルギー消費に関してもう少し解決策を重視したものに物語を移行させることを本当に考える機会です」と述べています。
Sonnenshein氏はまた、今回の価格下落を収益性の高い取引の機会と捉えています。もし、あなたの信念が変わらず、ポートフォリオの中でビットコインが果たす役割を信じていて、昨日よりも安く買えるのであれば、多くの投資家にとって魅力的な取引になります」とSonnenshein氏は続けます。
また、投資会社Skybridgeの共同CIOであるTroy Gayeski氏は、ビットコインは仮想通貨の中で最も変動が少ないが、ユーザーは長期的には大きな下落を覚悟すべきだと述べています。彼は、デジタル資産の使用から手を引く前に、人々は全体像を見るべきだと述べています。
「仮想通貨に何らかのエクスポージャーを持っているのであれば、圧倒的に変動の少ないビットコインであっても、20%から30%のプルバックを覚悟しなければなりません。しかし、一歩下がってマクロ環境を考えてみると、今は前例のない金融刺激が行われている環境なのです」と述べています。
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